アレクセイと泉

平成24年1月14日、いわきアリオスにて映画「アレクセイと泉」を鑑賞しました。
この映画は1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発の爆発事故で被災した
ベラルーシ共和国東南部にある小さな村ブジシチェに、
事故後も住み続ける人々の生活を追ったドキュメンタリーです。
もう10年も前に作られたものですが、今だからこそ、
見る者に深く訴えかける何かがあるような気がします。

観賞会には多くのメンバーも参加しました。
それぞれの感想から、一部抜粋して紹介します。

●この映画を見て、ブジシチェ村の住人の暮らしは決して豊かではないけれど、
自給自足をして住み慣れた場所に暮らすことができて心は満たされていると思う。
震災後、帰るべき故郷に帰ることができず、先の見通しが見えないまま
家族がバラバラになって生活している人が福島にはたくさんいます。
私もアレクセイのように生まれ育ったいわきを大切にして、
命を大切に生きていきたいと思います。

●いずれ安全、安心な発電が必ずできる。
その時代の人たちが、電気のありがたさを忘れないでほしい。

●チェルノブイリ事故でたくさんの人が故郷を離れ、今も苦しんでいる人が
たくさんいることを知らされました。
事故のリスクと闘いながらたくましく生きる人々に感動しました。
日本もチェルノブイリ事故を教訓に一日も早く元の暮らしができることを
教えられるとても素晴らしい映画でした。

●僕たちは厳しい時代を精一杯生きていかなければいけないので
節電、節水など心がけていきたいと思います。

●「それでも生きていく」というメッセージが込められていると思いました。
近くで原発事故があっても、泉の存在があって生きていく、
自分たちが汚した土地だからこそここに住み続けるという気持ちが
すごいと改めてかんじました。

●今の日本では原発事故後、放射能の値ばかり気にしてしまい本来のその土地の
ものを大切にするということを見失ってしまっていると感じました。

メンバーが、それぞれに多くを学ぶことができた映画でした。

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